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世界や日本に貢献する研究の
一端を担う仕事
エネルギートランスフォーメーション研究本部
研究統括室

室田 正樹

大学時代に取り組んだこと 圧縮性流体の数値解析
入所してから取り組んだ業務
  • 新規研究プロジェクトの立案/組成
  • 委託研究プロジェクトの予算/進捗管理、検査対応
  • Webサイト/展示会出展等の外部向け情報発信の企画

入所の経緯

研究の「前後」に携わるべく、研究職から事務職へ

私は省庁で3年間研究者として働いたのちに、2021年に電中研に入所しました。前職で分野を絞った専門的な研究に従事するうちに、この枠を超えてさらに幅広く研究プロジェクトに関わりたいという想いが生まれ、転職を決意。電中研は「電力」という大きなテーマのもと、要素技術から社会実装に至るまで、さまざまなフェーズで研究プロジェクトを行っており、まさにその希望が叶う職場でしたね。また、研究職から事務職にキャリアチェンジしたことにも理由があります。それは、研究の「前後」に興味を持ったから。「どのような社会情勢があって、そのためにどんな研究が必要なのか」「この研究で世の中にどう貢献できるのか」。研究の導入や実装を通して社会に貢献したいという想いで、事務職を選択しました。

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現在の仕事

伴走・創造・発信で研究を支える

業務内容は主に3つに分けられます。1つ目は「研究を創る」こと。電中研では、社会課題解決のための自主的な研究だけでなく、様々な外部機関からの要請に応じた委託研究も行っています。世の中のニーズを読み取り、何が必要とされているのか、そこに対して電中研の知見をどう活かせるかを研究者と共同で考えプロジェクトを立ち上げます。2つ目は「研究者と伴走する」こと。国や外部の機関から受託したプロジェクトには、定められた期間内に適切に予算を使用して成果を創出していく責任があります。そのために所内外と綿密に連携しながらプロジェクトをうまく回るようにするのが私の仕事です。3つ目は「研究を伝える」こと。電中研には豊富な研究実績と将来を見据えた研究ビジョンがあります。Webサイトでの発信や、展示会への出展を通して電中研の実績や目指す姿を知っていただき、新たなつながりを創出しています。

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仕事のやりがい

プロフェッショナルとしての振る舞いを心がける

社会に貢献する研究の一端を担えることがやりがいです。だからこそ、世の中を変えるような重要な案件に関わる立場として、プロフェッショナルとしての意識を欠かさないようにしています。例えば、プロジェクトに関わる知識は可能な限りつけて臨む。プロジェクトを進行するうえで意識すべき法律や制度を洗い出す。ときには、業務に役立つスキルをつけるため、自主的に資格試験を受けることもあります。また、研究者に対して、受け入れやすいオプションを提案する、上から下に読み進めれば内容がわかるような説明資料を心掛けるなど、できるだけ研究者が研究に集中できる環境を提供できるよう工夫をしています。このような姿勢を評価していただき、感謝の言葉をいただけることもやりがいの一つですね。

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今後の目標

電中研の研究をさらに社会から必要とされるものにする

新規研究プロジェクト創出と社会実装のスペシャリストになることです。電中研の研究者は、研究活動を通してたくさんの技術やノウハウを獲得しています。私の使命は、社会のニーズを発掘して電中研のシーズとマッチングさせ、新たな研究プロジェクトを立ち上げること。そして、その成果を世の中に広め、社会をより良くしていくことです。そのためには、技術を持っている研究者と社会へ実装していく先のお客さま、両方からの信頼が必要。「室田を頼ればきっとうまくいく」と言われるほどの信頼を獲得していきたいですね。また、電中研の研究は電力関連のものがメインと思われていますが、電力以外の業界に応用できるものも数多くあります。他業界・他分野へのアプローチも強化し、電中研の研究をより社会から必要とされるものしていきたいです。

MISSION 現在取り組んでいる業務内容
  • 研究プロジェクトの組成/管理
  • 研究シーズ/成果の発信
  • 研究ニーズの探索